海と街と音楽とVol.54 海を越えてきた瑠璃の音

Ultramarine / Bel Air (1995)

こんにちは。海と街との代表の加藤です。

今回は、ウルトラマリン(Ultramarine)のベル・エアー(Bel Air)をご紹介します。

ウルトラマリンって青い顔料の名前ですが、「海を越えてきた」という意味があるそうです。すっごく印象的な深みのある青。日本語だと瑠璃色です。

瑠璃色と名乗る二人組のこのバンドが生み出すサウンドは、いわゆるエレクトロニカに分類される音なのですが、メロウなところが特徴です。

エレクトロニカは無機質でシャープな感触の音が多いのですが、ウルトラマリンは音の角が取れているというか、大人っぽいというか。以前「世界一悲しい声」と紹介したロバート・ワイアット(Robert Wyatt)がヴォーカルをとる曲も出していて、このマリアージュが最高です(このアルバムには収録されていませんが…)。

元祖バレアリックなんて呼ばれることもあります。
バレアリックは「スペインのイビザ島のビーチパーティ文化から産まれた音」みたいな意味です。クラブの中ではなくて、屋外の開放的なビーチで夜通し踊るというのがイビザだけでなく世界各地にありまして、そういう時にかかるとしっくりくる音ということですね。つまりバレアリックは海と相性がいいということです。

ウルトラマリンはしばらくお休みしていたのですが、ここ最近また活動的になってきました。新譜はチルアウトな感じが強いですが、いい感じです。


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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。
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おまけ:海で聴きたいバレアリックな名曲16選

【Balearic 01】
ウルトラマリン(Ultramarine)のステラ(Stella)。もしかしてこれが一番有名かな?

【Balearic 02】
ウルトラマリン(Ultramarine)の音にロバート・ワイヤット(Robert Wyatt)の声が乗るキングダム(Kingdom)。いや、やっぱいい声ですねぇ。

【Balearic 03】
ウルトラマリン(Ultramarine)のオール・オブ・ア・サドゥン(All Of A Sudden )。半分アンビニエントな、いい感じ。

【Balearic 04】
アート・オブ・ノイズ(Art of Noise)のモーメンツ・イン・ラブ(Moments In Love)。いや、これも名曲です。クロース(Close (To the Edit))より、こっちの方が好き。

【Balearic 05】
808ステート(808 State)のパシフィック・ステート(Pacific State)。衝撃的な曲でした。いま聴いても、いいね。

【Balearic 06】
スエノ・ラティーノ(Sueño Latino)というグループのスエノ・ラティーノ(Sueño Latino)という曲(ややこしいね)。いつまでもダラダラと聴いていたい感じ。

【Balearic 07】
ガイ・コールド・ジェラルド(A guy called Gerald)のブードゥー・レイ(Voodoo ray)。こりゃまた、かっこいい。

【Balearic 08】
プライマル・スクリーム(Primal Scream)のハイヤー・ザン・ザ・サン(Higher Than the Sun)。涙もの。初めて聴いたときは「時代が変わるんだ」と思ったものです。

【Balearic 09】
クリスタル・ウォーターズ(Crystal Waters)のジプシー・ウーマン(Gypsy Woman)。これも当時はよく聴いたなぁ。

【Balearic 10】
チルアウトな音といえばThe KLFのそのまんまのチルアウト(Chill Out)。なごみます。休日はゆっくりとお過ごしください。

【Balearic 11】
アンダーワールド(Underworld)のボーン・スリッピー(Born Slippy)。何の説明もいらない名曲。映画トレイン・スポッティングでも使われてたし。

【Balearic 12】
いやぁ、ケミカル・ブラザース(The Chemical Brothers)のスター・ギター(Star Guitar)もボーン・スリッピー(Born Slippy)に負けず劣らずの名曲だと思いますが。

【Balearic 13】
The XXもいいけどジャミーXX(Jamie xx)のソロもいい。このスリープ・サウンド(Sleep Sound)なんて、天才的。

【Balearic 14】
フランキー・ナックルズ(Frankie Knuckles)のウイッスル・ソング(The Whistle Song)。一度聴いたらかわいいサビのフレーズが耳から離れません。

【Balearic 15】
デリック・メイ(Derrick May)のリズム・イズ・リズム(Rhythm Is Rhythm)名義のストリングス・オブ・ライフ(Strings Of Life)。既に古典ですね。

【Balearic 16】
ある意味いちばんファンキーかも。クラフトワーク(Kraftwerk)のアウトバーン(Autobahn)。

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