海と街と音楽とVol.45 Scritti Politti どこまでもこの音におぼれていたい

Scritti Politti / Songs to Remember (1982)

こんにちは。海と街との代表の加藤です。

2020年最初の1枚は、スクリッティ・ポリッティ(Scritti Politti)のソングス・トゥ・リメンバー(Songs To Remember)をご紹介します。

スクリッティ・ポリッティはグリーン・ガートサイド (Green Gartside) を中心としたグループで、クールな音色とソウルフルなメロディの絶妙な混在が特徴です。実はこのファーストよりも次のキューピッド&サイケ85(Cupid & Psyche 85)がバカ売れしたので、そちらの方が有名です。なにしろアブソリュート(Absolute)、ウッド・ビーズ(Wood Beez)、ヒポノタイズ(Hypnotize)という怒濤の3曲が収録されているアルバムですから。

でも、私はファーストの方が好きなんです。

アサイラムズ・イン・エルサレム(Asylums in Jerusalem)からはじまって、脱構築の哲学者がタイトルになっているジャック・デリダ(Jacques Derrida)、それにフェイスレス(Faithless)と名曲揃い。ジャジーなロック・ア・ボーイ・ブルー(Rock-A-Boy Blue)もいいし、とにかく全曲好き。

特にラストナンバーのザ・スウィーテスト・ガール (The "Sweetest Girl")が超名曲で、自分の葬式にはこの曲をかけて欲しいと思っているぐらいです。

ファーストは、よく売れたセカンドやサードのプロヴィジョン(Provision)に比べて音の厚みがない音作りなのですが、それが逆によかったりします。

とはいえ音が薄ければいいという訳でもなく、ファーストが出る前のシングルを集めたアーリー(Early)というアルバムがあるのですが、そっちはもっとスカスカでアバンギャルドな感じ。ファーストぐらいのアレンジの方がいい塩梅で気持ち良く聴けます。

ではみなさん、初詣ならぬ初海詣は、ぜひスクリッティ・ポリッティといっしょに。


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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。

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