海と街と音楽とVol.35 海辺の恋はドラッグ

Roxy Music / Siren (1974)

こんにちは。海と街との代表の加藤です。

今回はロキシー・ミュージック(Roxy Music)のセイレーン(Siren)をご紹介します。

ロキシー・ミュージックはグラムロックに分類されることもあるそうですが、どちらかといえば耽美派、退廃派の音と言えばいいのでしょうか。大人の男って感じです。

アルバムタイトルのセイレーンはギリシャ神話に出てくる、歌声で船乗りを惑わす妖婦のことです。アルバムジャケットでそのセイレーンに扮しているジェリー・ホールは、当時ロキシーのボーカルのブライアン・フェリー(Bryan Ferry)とお付き合いしていたモデルで、この後ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のミック・ジャガー(Mick Jagger)と結婚するというロック界では有名な人です。

1曲目の恋はドラッグ(Love Is the Drug)はイギリスのみならずアメリカでもヒットしたので、耳にしたことがあるかも。
どちらかというと夜の街が似合いそうな音ですが、人恋しさが増した秋の海にも似合うと思いますよ。

その他の曲も、クセがあるというか、ヒリヒリします。その辺りが苦手な人はラストアルバムのアヴァロン(Avalon)が耳障り良くてオススメかもしれません。
後期のロキシーというか、ブライアン・フェリーは過剰なダンディズムを押し出す感じで、香水くさい感じが鼻につきますが、ある種のパロディとして受け入れると、それはそれで楽しめます。

ブライアン・フェリーはキング・クリムゾン(King Crimson)のヴォーカル・オーディションがデビューのきっかけだったそうで、フェリーが歌うクリムゾンというのも聴いてみたかったなぁ。


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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。

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