海と街と音楽とVol.33 ルーザー歌ってウイナー

Beck / Sea Change (2002)

こんにちは。海と街との代表の加藤です。

今回はベック(Beck)のシー・チェンジ(Sea Change)をご紹介します。

ベックは1990年代にルーザー(Loser)で鮮烈デビューした天才ミュージシャンですね。ルーザーは前に紹介したニルヴァーナのスメルズ・ライク・ティーン・スピリット(Smells Like Teen Spirit)と並び称される名曲です。

ベックはロック、ヒップホップ、フォーク、ブルース、ノイズなどがごちゃごちゃに混ぜられていて、それでいて聞きやすい音に仕上げてくるという希有な存在。さらに、ごちゃ混ぜで「攻める」アルバムと、ごちゃ混ぜで「なごむ」アルバムが混在していて、今回のシー・チェンジは「なごむ」方のアルバムです(「攻める」方ではオディレイ(Odelay)とかグロエ(Guero)が有名でしょうか)。

前置きが長くなりましたが、音の方はアコースティックで、予備知識なく聴いて、ふつうに「いい曲だな」と思える作品が並んでいます。

ぜひ波音とリミックスして楽しんでください。

ちなみにアルバムタイトルのシー・チェンジは「大変化」という意味だそうです。この場合のSeaは海そのものではなく、(海のように)ものすごくたくさん、ものすごく多いというニュアンスで使われるんだそう。
元レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のロバート・プラント(Robert Plant)が結成したハニードロッパーズ(The Honeydrippers)にシー・オブ・ラブ(Sea of love)という曲があったけど、あれも「たくさんの愛」って意味だったんだね。いままでずっと「愛の海」だと思っていた。勉強になります。


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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。

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