海と街と音楽とVol.25 白いレゲエでクールダウン

The Police / Reggatta de Blanc (1979)

こんにちは。海と街との代表の加藤です。

今回はポリス(Blur)の白いレガッタ(Reggatta de Blanc)をご紹介します。

ポリスはロックとレゲエを融合したような斬新なサウンドを生み出した先駆者のひとり(ひとクループ?)です。レゲエを融合と言ってもクラプトン(Eric Clapton)みたいにレイドバックするわけではなく、パンク/ニューウェーブの影響を色濃く残すとんがった方向です。切れ味良くって、今聞いても爽快で気持ちいいですね。

孤独のメッセージ(Message in a Bottle)やウォーキング・オン・ザ・ムーン (Walking on the Moon)がシングルカットされ、よく売れました。どちらもクールでかっこいいですね。

ポリスはこの後ゼニヤッタ・モンダッタ(Zenyatta Mondatta)、ゴースト・イン・ザ・マシーン(Ghost in the Machine)とアルバムを出して、最後にシンクロニシティ(Synchronicity)の見つめていたい(Every Breath You Take)で大ブレークし、同時にがっかりしたのを覚えています。「ニューウェーブ路線を突き進んで欲しかったのに、こういうAOR路線じゃないんだよなぁ」というリスナー側の勝手な要望ですが。がっかり具合としては、ポジティブ・パンクの雄だったサザン・デス・カルト(Southern Death Cult)がデス・カルト(Death Cult)になって、最後にカルト(The Cult)になったら、ただのハードロックバンドになっていたみたいな感じですかね(わかりにくい例ですみません)。

この見つめていたい路線はボーカルのスティング(Sting)のソロに引き継がれていまして、かなり売れた、というかポリス以上に売れたのでマーケティング的には大正解だったのでしょう。映画レオンの挿入歌シェイプ・オブ・マイ・ハート(Shape of My Heart)とかイングリッシュマン・イン・ニューヨーク(Englishman in New York)とかはきっと聞いたことあると思います。
スティングのソロは私もいい曲だと思うし、好きですが、あの当時求めていた「変わり続けるロックの未来の音」ではないんですよね。

まあ、「ないものねだり」なだけかもしれませんが。


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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。

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