海と街と音楽とVol.22 アニー、オレきみのお父さんじゃないんだぜ

Kid Creole and the Coconuts / Tropical Gangsters (1982)

こんにちは。海と街との代表の加藤です。

今回はキッド・クレオール&ザ・ココナッツ(Kid Creole and the Coconuts)のトロピカル・ギャングスター(Tropical Gangsters)をご紹介します。

前回のブルー・ロンド・ア・ラ・タークがイギリス代表だとすれば、アメリカ代表はこちら。

聴いていただければわかりますが、全編イケイケ&ノリノリの多幸感あふれる楽曲が並んでいます。軽快なリズムにホーンとかがからんで、鼻歌で歌いたくなります。「夏を海で楽しまなくて、何のために生きているんだ!」と煽られている感じです(笑)。

このノリを真似ていたのが米米クラブで(ダボダボのズートスーツも真似してたよね、確か)、当然日本ではこっちの方が有名になってしまいましたが…。

踊れて楽しい楽曲というは当時最先端で、リーダーでボーカルのオーガスト・ダーネル(August Darnell)のセンスが抜群ですね。特にこのアルバムは。
デビット・ボウイ(David Bowie)のレッツ・ダンス(Let’s Dance)が翌年に出たときに「プロデューサーがなんでオーガスト・ダーネルじゃなくてナイル・ロジャース(Nile Rodgers)なんだ!」って音楽評論家の今野雄二が書いていたのを思い出します。
ナイル・ロジャースもシック(Chic)でディスコ・ミュージックをリードした偉人で、オーガスト・ダーネルもファンカラティーナの偉人です。でも、ディスコはリバイバルしているのに比べ、ファンカラティーナはリバイバルのリの字も見えません。その差のためか、ナイル・ロジャースはダフトパンク(Daft Punk)のおかげで最前線に復帰しましたが、オーガスト・ダーネルは…。誰かオーガスト・ダーネルも引き上げてくれないかなぁ。

ともあれ、すっごく久しぶりに聴き直しましたけど、全く古くなっていませんね。ぜひぜひ、この夏はキッド・クレオール&ザ・ココナッツで盛り上がってください。


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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。

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