海と街と音楽とVol.100  The Style Council エヴァー・チェンジング・ムーズ

The Style Council / Café Bleu (1984)

こんにちは。海と街との加藤です。

記念すべき100回目は、スタイル・カウンシル(The Style Council)のカフェ・ブリュー(Café Bleu)をご紹介します。

人気絶頂だったジャム(The Jam)を解散してポール・ウェラー(Paul Weller)が新たに結成したのがこのスタイル・カウンシル。

パンクというよりモッズ・リバイバルの感じが強かったジャムから、R&Bとかネオアコの要素を加えておしゃれさを増量したのがスタイル・カウンシルのサウンド・スタイルで、スタイル評議会なんてバンド名からもわかるようにスタイリッシュで、めちゃくちゃ好き。街にも海にも似合う最高にステキな音です。

かっこいいということは、こういうことなんだ、というのをスタイル・カウンシルに教わりました。

バンド名の由来を聞かれたインタビューで「ファッションは移ろうもの、スタイルは変わらないもの」みたいに答えていて、かっこよすぎて、もうメロメロ。

服もジャムのモッズ風の細身のスーツからフレンチアイビーへと変わりまして、私もデニムのズボンにボタンダウンシャツとステンカラーコートなんて着こなしを真似してました。

このファーストのカフェ・ブリューとセカンドのアワ・フェイバリット・ショップ(Our Favourite Shop)は本当にすばらしく、墓まで持って行きたい名盤です。

ただ、その後がだんだんとりとめがなくなっていって残念。たぶんジャムというパンク&モッズというイメージから自由になりたくてスタイル・カウンシルをはじめたと思うのですが、自由さが仇となって支離滅裂気味になってきて、最後には空中分解してしまいます。

その後、ソロになっても成功し「いい歳の取り方をしている」なんて褒められたりしてましたけど、私にとってスタイル・カウンシルは唯一無二の青春の輝きだったので、ソロの音がイマイチ納得できず。今回改めて聴き直してソロでも意外といい曲が多いといううれしい発見をしましたが、スタイル・カウンシルを越えるほどのインパクトはないかなぁ、というのが正直な感想。

ブリティッシュらしさという芯を残しつつ、常に変わり続ける事がポール・ウェラーの美学だと思うので、好き嫌いを越えて支持しますけどね。

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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。
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おまけ:海で聴きたいThe Style Council16選

【The Style Council 01】

スタイル・カウンシル(The Style Council)のスピーク・ライク・ア・チャイルド(Speak Like A Child)。デビュー・シングル。曲名はハービー・ハンコックへのリスペクトが感じられます。

【The Style Council 02】

スタイル・カウンシル(The Style Council)のマネー・ゴー・ラウンド(Money Go Round)。メリーゴーランドにひっかけた拝金主義への皮肉。

【The Style Council 03】

スタイル・カウンシル(The Style Council)のロング・ホット・サマー(Long Hot Summer)。超名曲。この曲に何度泣かされたことか…。

【The Style Council 04】

スタイル・カウンシル(The Style Council)のソリッド・ボンド・イン・ユアー・ハート(Solid Bond In Your Heart)。実はジャム(The Jam)でも演っていて、そっちもかっこいい。

【The Style Council 05】

スタイル・カウンシル(The Style Council)のシャウト・トゥ・ザ・トップ(Shout To The Top)。日本のアーティストも見本にしていた曲。

【The Style Council 06】

スタイル・カウンシル(The Style Council)のウォールズ・カム・タンブリング・ダウン!(Walls Come Tumbling Down!)。ハードな歌詞だけど、そんなのどうでもよくなるほどかっこよい。

【The Style Council 07】

スタイル・カウンシル(The Style Council)のカム・トゥ・ミルトン・キーンズ(Come To Milton Keynes)。ロンドン郊外の新興都市ミルトン・キーンズを皮肉った歌。

【The Style Council 08】

スタイル・カウンシル(The Style Council)のロジャース(The Lodgers)。サッチャー(当時のイギリス首相)批判の歌。でも曲はおしゃれでかっこよろし。

【The Style Council 09】

スタイル・カウンシル(The Style Council)の(ハブ・ユー・エヴァー・ハド・イット・ブルー?(Have You Ever Had It Blue? )。映画アブソリュート・ビギナーズのためのジャジーな超名曲。

【The Style Council 10】

スタイル・カウンシル(The Style Council)のダウン・イン・ザ・セーヌ(Down In The Seine)。ちょいフレンチな香りがして、おしゃれ度倍増。

【The Style Council 11】

スタイル・カウンシル(The Style Council)のボーイ・フー・クライド・ウルフ( Boy Who Cried Wolf)。タイトルは狼少年だけど、曲は嘘つかない。

【The Style Council 12】

スタイル・カウンシル(The Style Council)のビッグ・ボス・グルーブ(Big Boss Groove)。聴いているだけで幸せになってくる。

【The Style Council 13】

スタイル・カウンシル(The Style Council)のイット・ディドゥント・マター(It Didn't Matter)。ミドルテンポの曲もすてき。

【The Style Council 14】

スタイル・カウンシル(The Style Council)のウェイティング(Waiting)。ちょっとほろりとくるスローバラード。

【The Style Council 15】

スタイル・カウンシル(The Style Council)のプロミスト・ランド(Promised Land)。ハウスに走ったけど、これはこれで好き。

【The Style Council 16】

スタイル・カウンシル(The Style Council)のマイ・エヴァ・チェンジング・ムーズ(My Ever Changing Moods)。すばらしい名曲中の名曲中の名曲。

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