海と街と音楽とVol.99  Air ふわふわしていたい

Air / Moon Safari (1998)

こんにちは。海と街との加藤です。

今回は、エール(Air)のムーン・サファリ(Moon Safari)をご紹介します。

エールはフランスのバンドで、同じような時期にダフト・パンク(Daft Punk)やフェニックス(Phoenix)が登場したため、フランスすげーっと評判になったグループのひとつ。

エレクトロニックなのにちょいとレトロで、ラウンジっぽくもあり、独特の浮遊感がクセになります。

音の特徴は、クラゲが波に身を任せてゆらゆら浮かんでいるイメージ。浮き輪で揺られていても似たような感じになるかもしれませんが、水中でぷかぷかしている方がこの音の感じに近いかも(息できないので実際にはムリだけど)。

チカラが入っていない気持ちよさで、例えば、朝、布団から出たくなくて、起きるでもなく寝るでもなくダラダラしているあの感じです。

「適当」という言葉は本来「ほどよい」という意味ですが、「いいかげん」という意味で使われたりもします。
私は本来の意味での「適当」が好きで、ルールに縛られすぎずに、自分なりの解釈で、自分の好みやペースでやっていくというすごくいいスタイルだと思います。このエールの音も「適当」な音で、すごく好きです。
ただこの自分なりの解釈の度が過ぎると答えになっていない、やったことになっていない、テキトー=いいかげんになってしまうので、バランス感覚は重要ですね。

ソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)のヴァージン・スーサイズ(The Virgin Suicides)の音楽も担当して、そっちも「適当」で、最高です。

ちなみにエールというバンド名は空気の事かと思えば、Amour=愛、Imagination=想像、Rêve=夢の頭文字の組み合わせだそうで、まったく「テキトー」に付けた名前ではなかったようです。

エールはいい意味で力が抜けているので、気持ちのいいビーチサイドなんかで聴いていると何にもする気なくなってしまうかもしれないので気をつけてくださいね。

【海と街と音楽と 名盤100選INDEXに戻る】

ーーーーーーーー
Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。
ーーーーーーーー
おまけ:海で聴きたいAir16選

【Air 01】

エール(Air)のモジュラー・ミックス(Modular Mix)。このおしゃれな気持ちよさは、半端ない。

【Air 02】

エール(Air)のカサノヴァ・セブンティ(Casanova 70)。古いイタリア映画の題名ですが、どういう関係があるのか不明。知って人、教えてください。

【Air 03】

エール(Air)のレディオ・ナンバー・ワン(Radio #1)。ミュージック・ビデオがめちゃくちゃおもしろい。

【Air 04】

エール(Air)のドント・ビー・ライト(Don't Be Light)。なかなか不思議な世界観です。

【Air 05】

エール(Air)のハウ・ダズ・イット・メイク・ユー・フィール(How Does It Make You Feel)。名曲。テン・シーシー(10cc)のアイム・ノット・イン・ラブ(I'm not in love)を思い出した。

【Air 06】

エール(Air)のチェリー・ブロッサム・ガール(Cherry Blossom Girl)。桜の娘への恋の歌。彼女は日本人でしょうか?

【Air 07】

エール(Air)のサーフィン・オン・ア・ロケット(Surfing On A Rocket)。ロケットでサーフィンって、おい、おい。ま、おもしろいから、いいか。

【Air 08】

エール(Air)のルファ・ベータ・ガガ(Alpha Beta Gaga)。軽さがすごい傑作。特に口笛が効いてる。

【Air 09】

エール(Air)のプレイグラウンド・ラブ(Playground Love)。映画ヴァージン・スーサイズ(The Virgin Suicides)の挿入歌だけど、映画以上に傑作。

【Air 10】

エール(Air)のアローン・イン・キョウト(Alone In Kyoto)。映画ロスト・イン・トランスレーション(Lost in Translation)の挿入歌。ソフィア・コッポラって音の選び方が完全にオレと同世代。

【Air 11】

エール(Air)のワンス・アポン・ア・タイム(Once Upon A Time)。エール流の時の過ぎゆくままに。例えが古すぎた?

【Air 12】

エール(Air)のメール・ドュ・ジャポン(Mer du Japon)。意味は日本海。日本だと演歌のイメージ強いけど、フランス人の目には違うらしい。

【Air 13】

エール(Air)のシング・サング・スング(Sing Sang Sung)。ビックバンドジャズの有名曲と同じ題名だけど、メローでかわいくて全く違う曲。個人的にはこっちの方が好き。

【Air 14】

エール(Air)のソー・ライト・イズ・ハー・フットフォール(So Light Is Her Footfall)。ヘタをすると演歌になりそうなムーディー路線を、うまくまとめるセンスがすごい。

【Air 15】

エール(Air)のパレード(Parade)。古典映画の月世界旅行(Le Voyage Dans La Lune)用に、新たに作ったサントラより。

【Air 16】

エール(Air)のセクシー・ボーイ(Sexy Boy)。この曲のヒットで世に出た、きっかけになったエールの重要曲。

【海と街と音楽と 名盤100選INDEXに戻る】

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事