海と街と音楽とVol.98  Stan Getz & João Gilberto ボサノヴァの神さま

Stan Getz & João Gilberto / Getz / Gilberto (1964)

こんにちは。海と街との加藤です。

今回は、スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト(Stan Getz & João Gilberto)のゲッツ/ジルベルト(Getz / Gilberto)をご紹介します。

ジョアン・ジルベルトはボサノヴァを生み出したボサノヴァの神なんて呼ばれているブラジルのアーティストで、ベベウ・ジルベルト(Bebel Gilberto)のお父さんでもあります。片やスタン・ゲッツはアメリカのジャズの巨人の1人。そんな2人が連名で出したのが、このアルバムで、以前紹介したアントニオ・カルロス・ジョビン(Antônio Carlos Jobim)も参加しているボサノヴァの超名盤です。

このアルバム、なんと全米チャートで2位になる大ヒットで、シングルカットされたイパネマの娘(The Girl from Ipanema)も全米5位になる大ヒット。ボサノヴァが世界的に知られるきっかけをつくったと言っていいと思います。

まあ、個人的には売れた/売れなかったはどうでもよくて、このアルバムの音がすごく気持ちよくって、いわゆるボサノヴァの型をつくったという事の方が重要でしょう。

ジャズもある時期ビックバンドからモダンジャズのように、シンプルになっていったと思いますが、ボサノヴァもはじめはオーケストラで次第にシンプルになっていって、その最初の到達点のひとつがこのアルバムの音のような気がします。

今までシンプルになることで、より魅力的になっていくって方向をいくつか紹介してきましたが、ボサノヴァもその一例であるわけなんですね。

私はアコースティック至上主義でもなく、エレクトロニックな音も好きなのですが、このゲッツ/ジルベルトのやわらかい音には素直に「いいなぁ」と思います。

どこにいてもさわやかな風が吹いてくるような、そんな音です。

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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。
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おまけ:海で聴きたいJoão Gilberto16選

【João Gilberto 01】

ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)のビン・ボン(Bim Bom)。このシンプルさがボサノヴァの醍醐味。

【João Gilberto 02】

ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)のデサフィナード(Desafinado)。曲の題名が「調子外れ」っていうのが自虐的でなごむ。

【João Gilberto 03】

ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)の想いあふれて/シェガ・ジ・サウダージ(Chega De Saudade)。ボサノヴァ第1号と言われている曲。

【João Gilberto 04】

ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)のウェーヴ(Wave)。アントニオ ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)の名曲。

【João Gilberto 05】

ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)のアクアレーラ・ドゥ・ブラズィウ(Aquarela Do Brasil)。ブラジルの水彩画。なんてすてきな響きの曲名でしょう。

【João Gilberto 06】

ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)のガチョウのサンバ(O Pato)。でもpatoってアヒルらしい。気持ちいい曲だから、どっちでもいいか。

【João Gilberto 07】

ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)のもっとも美しいもの(Coisa Mais Linda)。しっとり、しみじみ、まったり。

【João Gilberto 08】

ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)のス・ワンダフル('S Wonderful)。ガーシュインの曲も、見事にまったり系に。

【João Gilberto 09】

ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)の奥さんだったアストラッド・ジルベルト(Astrud Gilberto)のコルコバード(Corcovado)。とろとろです。

【João Gilberto 10】

ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)の奥さんだったアストラッド・ジルベルト(Astrud Gilbert)のおいしい水(Agua De Beber)。きっとどこかで聴いたことある超名曲。

【João Gilberto 11】

ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)のインセンサテス(Insensatez)。お馬鹿さんという意味。クリストファー・ロビンがプーに言ってるような感じ。

【João Gilberto 12】

ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)のカリニョーゾ(Carinhoso)。ブラジル音楽の古典みたいな曲。

【João Gilberto 13】

ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)のクラーレ(Curare)。サンバの古典。タイトルは狩猟用の毒の事らしい。

【João Gilberto 14】

ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)のロウコ(Louco)。気が狂うほど好き、みたいな意味らしい。情熱的♡

【João Gilberto 15】

ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)のロボ・ボボ(Lobo Bobo)。愚かなオオカミ。赤ずきんちゃんをモチーフにした曲。

【João Gilberto 16】

ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)のイパネマの娘(The Girl From Ipanema)。名曲中の名曲。大好き。聴かずに死ねるか、という感じ。アストラッドのヴォーカル・バージョンで。

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