海と街と音楽とVol.90  Nouvelle Vague こどもはわかってくれない

Nouvelle Vague / Nouvelle Vague (2006)

こんにちは。海と街との加藤です。

今回は、ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)をご紹介します。

ヌーヴェル・ヴァーグはフランス語。日本語にすると新しい波。英語にするとニュー・ウェーブ。つまりニュー・ウェーブの名曲をボサノヴァ(ポルトガル語で新しい傾向)風にアレンジして演奏するというのがこのヌーヴェル・ヴァーグというバンド(プロジェクト?)なのです。

ジョイ・ディビジョン(Joy Division)のラヴ・ウィル・テア・アス・アパート(Love Will Tear Us Apart) からはじまって、クラッシュ(The Clash)のブリクストンの銃(The Guns of Brixton)とかピル(P.I.L.)のディス・イズ・ノット・ア・ラブソング(This Is Not A Love Song)とかシスターズ・オブ・マーシー(The Sisters of Mercy)のマリアン(Marian)とか…。羅列するときりがありませんが、さわると切れるようなニュー・ウェーブの凶暴な曲の数々が、カフェラウンジに流れるようなおだやかな曲になってしまうのですから、痛快そのものです。

ボサノヴァというオブラートがニュー・ウェーブの毒を包み隠してくれるので、誰もが素直に楽しめます。まあ、視点を変えると、いかにも悪そうじゃなくて、第一印象が穏やかなのに奥に悪が潜んでいるという感じで、こっちのほうが実は怖いかも知れませんが。

これはファーストですが、アルバムは3枚出していて、オリジナル曲のヴォーカルが参加している曲なんかもあったりするので、この頃の曲が好きな人はいろいろ探してみてください。

ちなみに普通にヌーヴェル・ヴァーグと言うと音楽ではなく映画のことを指します。ゴダール(Jean-Luc Godard)の勝手にしやがれ(À Bout De Souffle)とかトリフォー(François Truffaut)の大人は判ってくれない(Les Quatre Cents Coups)とか、今見てもかっこいい映画です。ヌーヴェル・ヴァーグつながりということで、ぜひ映画もどうぞ。


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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。
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おまけ:海で聴きたいNouvelle Vague16選

【Nouvelle Vague 01】

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のキリング・ムーン(The Killing Moon)。エコバニ(Echo & the Bunnymen)の名曲。めちゃいい。

【Nouvelle Vague 02】

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のビザー・ラブ・トライアングル(Bizarre Love Triangle)。ニュー・オーダー(New Order)のよくカバーされる曲。

【Nouvelle Vague 03】

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のアイ・クッド・ビー・ハッピー(I Could Be Happy)。元はオルタード・イメージ(Altered Images)のかわいい曲。

【Nouvelle Vague 04】

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のゴールデン・ブラウン(Golden Brown)。ストラングラーズ(Altered Images)の元歌もいいけど、これもすごくいい。

【Nouvelle Vague 05】

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のブリスター・イン・ザ・サン(Blister in the Sun)。ヴァイオレント・ファムズ(Violent Femmes)の元歌とかなり雰囲気が違っておもしろい。

【Nouvelle Vague 06】

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のエヴァー・フォーレン・イン・ラブ(Ever Fallen In Love)。バズコックス(Buzzcocks)の昔よく聴いた曲が、こんな風によみがえるとは。

【Nouvelle Vague 07】

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のダンシング・ウィズ・マイセルフ(Dancing With Myself)。ジェネレーション・エックス(generation x)の曲でソロになったビリー・アイドル(Billy Idol)も歌ってた。

【Nouvelle Vague 08】

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のフェード・トゥ・グレイ(Fade to Grey)。ヴィサージュ(Visage)の元祖ニューロマンティックの曲ですなぁ。

【Nouvelle Vague 09】

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のブルー・マンデー(Blue Monday)。ニューオーダー(New Order)大好きなんで、なんなら全曲やってほしいなぁ。

【Nouvelle Vague 10】

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のドント・ゴー(Don't Go)。ヤズー(Yazoo)はやっぱりイレジャー(Erasure)より好きだな。

【Nouvelle Vague 11】

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のオール・マイ・カラーズ(All my colours)。エコー&ザ・バニーメン(Echo & The Bunnymen)の曲にゲストで本人=イアン・マッカロク(Ian McCulloch)参加。

【Nouvelle Vague 12】

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のマスター・アンド・サーヴァント(Master & Servant)。デペッシュ・モード(Depeche Mode)、かっこいい。

【Nouvelle Vague 13】

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のロード・トゥ・ノーウェア(Road to Nowhere)。トーキング・ヘッズ(Talking Heads)も、だいぶかわいい。

【Nouvelle Vague 14】

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のディス・イズ・ノット・ア・ラブソング(This Is Not A Love Song)。ピル(P.I.L.)がおしゃれに聞こえるのが笑える。

【Nouvelle Vague 15】

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のラヴ・ウィル・テア・アス・アパート(Love Will Tear Us Apart)。ジョイ・ディヴィジョン(Joy Division)も、怖くないよ。

【Nouvelle Vague 16】

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)のマリアン(Marian)。シスターズ・オブ・マーシー(The Sisters of Mercy)がさわやかだなんて、なんてカバーだ!

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