
Led Zeppelin / Presence (1976)
こんにちは。海と街との加藤です。
今回は、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のプレゼンス(Presence)をご紹介します。
レッド・ツェッペリンといえば70年代のロックの王様です。ハードロックの産みの親みたいなバンドです。アルバムは全世界でめちゃ売れました。当時のギター小僧は、みんなこぞって天国への階段(Stairway to Heaven)を弾こうとしていました。当時ロックと言えば長髪で、ハイトーンのヴォーカルじゃなきゃダメみたいな感じが蔓延したのは、このバンドの影響です。
で、そんなモンスターバンドの、最も売れなかったのがこのアルバム。後期の最高傑作とも言われていますが…。
1曲目のアキレス最後の戦い(Achilles Last Stand)以外の曲に華がないので、敬遠されがちなのはわかりますが、聴けば聴くほど染みてくる燻し銀みたいなアルバムだなと個人的には思います。
イメージ的には冬の嵐の日本海。寒いし、キツいんだけど、なぜか心引かれる。
余計なモノをそぎ落としたバンドサウンド。当時、人気・実力共にNo.1だったのに、あえて原点回帰のようなシンプルでソリッドな音を追求したところが、限りなくすてき。
一時はハードロックだせえ、ツェッペリンうぜえ、みたいな言われ方をしていましたが、改めて聴くとやっぱりいいですね。年齢を重ねると演歌の良さがわかるようになると言われますが、こういう音を聴いていると、歳を取るのも悪くないなと思ったりしますよ。ツェッペリンは演歌じゃないけどね。
なんか、ちょっと元気になってきた。
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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。
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おまけ:海で聴きたいLed Zeppelin16選
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のグッド・タイムズ・バッド・タイムズ(Good Times Bad Times)。ファーストアルバムの1曲目。すでに完成形なのが怖い。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のコミュニケイション・ブレイクダウン(Communication Breakdown)。日本でも話題だったんですよ。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の胸いっぱいの愛を(Whole Lotta Love)。いやぁ、「かっこいい」しか言葉が思い浮かばない。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のハートブレイカー(Heartbreaker)。リフがしびれる。アドレナリン上昇する。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の移民の歌(Immigrant Song)。この「あああ〜あ〜」っていう声が、真似しても出ないんだよ。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の貴方を愛しつづけて(Since I've Been Loving You Live)。ジミー・ペイジ(Jimmy Page)の泣きのギター炸裂。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のブラック・ドッグ( Black Dog)。ギター少年が憧れる気持ちが痛いほどわかる。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のロックン・ロール(Rock and Roll )。この期に及んでこの曲名をつけるセンスがすげぇ。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の天国への階段( Stairway to Heaven)。名曲中の名曲の中でも群を抜く名曲。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の永遠の詩(The Song Remains The Same)。まさに永遠に聴いていられる曲。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の丘のむこうに(Over the Hills and Far Away)。こういうかわいい曲もあるのがツェッペリンのいいところ。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のデジャ・メイク・ハー( D'yer Mak'er)。ツェッペリン流のレゲエナンバー。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のカシミール(Kashmir )。元ピストルズ、現PILのジョン・ライドン(John Lydon)もお気に入りの名曲。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の黒い田舎の女(Black Country Woman)。鼻歌系もいけるでしょ。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のオール・マイ・ラヴ(All My Love)。8作目のアルバムは評判悪いけど、おれは好き。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のウィアー・ゴナ・グルーヴ( We're Gonna Groove)。9枚目のコーダ収録の元歌。