海と街と音楽とVol.80  Marvin Gaye 大人のソウル

Marvin Gaye / What's Going On (1971)

こんにちは。海と街との代表の加藤です。

今回は、マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のホワッツ・ゴーイング・オン(What's Going On)をご紹介します。

マーヴィン・ゲイはソウル界のプリンス(あのプリンスではなく王子という意味)と言われていた人で、無数のヒット曲を持つ天才シンガーです。実の父親に撃たれるという衝撃的な最後を迎えますが、復活作を出して撃ち殺される天才というとジョン・レノン(John Lennon)を彷彿させますね。もちろんマーヴィンもジョンと同じぐらいに音楽の世界で重要な人物です。

今回紹介するホワッツ・ゴーイング・オンは、そんな天才の最高傑作と呼ばれているアルバムです。

一聴してわかるのは、その歌のやさしさ。軟弱なのではなく、包容力と言えばいいのでしょうか?
かのレイモンド・チャンドラーは『強くなくては生きてはいけない、優しくなければ生きる資格がない』と言い放ちましたが、それがそのまま当てはまるような歌声です。

さらにマーヴィンのすごいところは、バラードだけではないところ。初期のヒッチハイク(Hitch-Hike)とかキャン・アイ・ゲット・ア・ウイットネス(Can I Get A Witness)といったダンスナンバーはイギリスのモッズに熱狂的に迎えられたし、セクシャル・ ヒーリング(Sexual Healing)はシンセサイザーを導入した元祖テクノ・ソウルみたいな曲だったりと、幅広い歌が歌えて、しかも全てがマーヴィン・ゲイ節になっているところですかね。

歳を取ることを肯定的に考えるなら、マービンの歌がしみるようになるという事でしょうか? 私もロックやパンクが好きだった20代〜30代は、マーヴィンの癒やしともとれる曲の数々はピンと来ませんでした。でも、いまは響いています。こんなすばらしい歌を味わえるようになるのだから、歳を重ねるのも悪いことではないとしみじみ思います。

海の見えるコテージで、マーヴィンを聴きながら過ごす。リタイヤしたら、そんな暮らしをしてみたいと妄想したりしています。


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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。
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おまけ:海で聴きたいマーヴィン・ゲイ16選

【Marvin Gaye 01】

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のヒッチ・ハイク(Hitch Hike)。マーヴィン初期のヒット曲。マーヴィンは初期に限るという人の気持ちがよくわかる。

【Marvin Gaye 02】

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のキャン・アイ・ゲット・ア・ウィッネス(Can I Get a Witness)。踊り狂ってますね。かっこいい。

【Marvin Gaye 03】

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のいつの日か(Once Upon a Time)。メリー・ウェルズ(Mary Wells)とのデュエット。ムーディーね。

【Marvin Gaye 04】

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のイット・テイクス・トゥー(It Takes Two)。キム・ウェストン(Kim Weston)とのデュエット。さわやかね。

【Marvin Gaye 05】

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のユア・プレシャス・ラヴ(Your Precious Love)。タミー・テレル(Tammi Terrell)とのデュエット。メロメロね。

【Marvin Gaye 06】

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)の悲しいうわさ(I Heard It Through the Grapevine)。なんだこのかっこいい曲は! 鳥肌もの。

【Marvin Gaye 07】

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のハートがいっぱい(Too Busy Thinking About My Baby)。しあわせな感じがじわじわ来る。

【Marvin Gaye 08】

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のトラブル・マン(Trouble Man)。ジャジーな大人の魅力。

【Marvin Gaye 09】

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のポップス・ウイ・ラブ・ユー(Pops, We Love You)。ダイアナ・ロス, スティーヴィー・ワンダー & スモーキー・ロビンソン(Diana Ross, Stevie Wonder & Smokey Robinson)参加の超豪華ディスコ・ミュージック。

【Marvin Gaye 10】

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)の噂の二人(You're a Special Part of Me)。ダイアナ・ロス(Diana Ross)とのデュエットというより、もはやヴォーカル・バトルの迫力。

【Marvin Gaye 11】

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のアイ・ウォント・ユー(I Want You)。何のてらいもなくアイ・ウォント・ユーと歌えるのがすごい。しかもクオリティ高いし。

【Marvin Gaye12】

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のレッツ・ゲット・イット・オン(Let's Get It On)。やられた。これも名曲だね。

【Marvin Gaye13】

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)の黒い夜(Got to Give It Up)。これりゃまたかっこいい。しかし「黒い夜」って邦題もすごいね。

【Marvin Gaye 14】

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のセクシャル・ヒーリング(Sexual Healing)。キタァー! 文句なしの名曲。大好き!!!

【Marvin Gaye 15】

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のマーシー・マーシー・ミー(Mercy Mercy Me)。いやぁ、この曲には勝てないでしょう。

【Marvin Gaye 16】

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のホワッツ・ゴーイン・オン(What's Going On)。この世に神曲が存在するなら、まさにこの曲。

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