海と街と音楽とVol.67 Felt 1985年の夜空ノムコウ

Felt / Ignite The Seven Cannons (1985)

こんにちは。海と街との代表の加藤です。

今回は、フェルト(Felt)のカスピの詩人(Ignite The Seven Cannons)をご紹介します。

フェルトは繊細なメロディにぶっきらぼうなヴォーカルが特徴ですかね。

いわゆるメジャーなネオアコ勢に比べるとクセがあるのですが、慣れてくるとそのクセがたまらなくなるという、ちょっと困った音です。前期のチェリーレッド時代と後期のクリエイション時代を比べると、前期の方がクセが強いですね。
明るく楽しい曲もいいですが、人生はそんな調子のいいときだけじゃないわけで、もう少し切なさというか、陰影があった方が信用できるというか、馴染むというのが正直なところです。

なので繊細というか、儚い感じがするフェルトは信用できる音に分類されます(あくまでも個人的な意見ですが)。サイケデリックな香りもするところがアクセントになっていて、さらにやみつき度合いを増す感じです。

心の奥にある繊細な部分と響き合ってくれるので、人気の少ない海岸などへ行く際には連れて行きたい音です。

コクトー・ツインズ(Cocteau Twins)のエリザベス・フレイザー(Elizabeth Fraser)が参加しているプリミティブ・ペインターズ(Primitive Painters)というフェルト最大のヒット曲が収録されていて、最大の聞き所かな(4ADみたいな曲ですが…)。

ちなみにこのアルバムは「カスピの詩人」というものすごい邦題がついていますが、他にも「美の崩壊」とか「毛氈」「微睡みの果てに」とかあるので、興味の出た人は探してみてください。

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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。
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おまけ:海で聴きたいフェルト16選

【Felt 01】
フェルト(Felt)のサムシング・センド・ミー・トゥ・スリープ(Something Sends Me To Sleep)。繊細って言うのは、こういうことだね。

【Felt 02】
フェルト(Felt)のマイ・フェイス・イズ・オン・ファイヤー(My face is on fire)。このザラザラした感じが、心に響く。

【Felt 03】
フェルト(Felt)のペネロペ・ツリー( Penelope Tree)。ペネロペはスィンギィング・ロンドン時代のファッション・モデルだそうです。

【Felt 04】
フェルト(Felt)のメキシカン・バンデッット(Mexican Bandits)。メキシコの盗賊。インスツルメンタルの名曲。

【Felt 05】
フェルト(Felt)の サンライト・バッスド・ザ・ゴールデン・グロウ(Sunlight Bathed the Golden Glow)。やっぱり基本はさわやかなんですね。

【Felt 06】
フェルト(Felt)のカテドラル(Cathedral)。これは12インチバージョンです。ちょっとアレンジが違います。

【Felt 07】
フェルト(Felt)のレッド・インディアンズ(Red Indians)。珍しくドラマチックな曲調。

【Felt 08】
フェルト(Felt)のフォーチューン(Fortune)。何回聴いても、いい。

【Felt 09】
フェルト(Felt)のビー・スティル( Be Still)。ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)のカバーです。

【Felt 10】
フェルト(Felt)のインデックス(Index)。荒削りですが、フェルト結成以前にローレンス(Lawrence)がソロでリリースした曲。

【Felt 11】
フェルト(Felt)のバラード・オブ・ザ・バンド(Ballad Of The Band)。クリエイション時代は曲調が明るいね。

【Felt 12】
フェルト(Felt)のレイン・オブ・クリスタル・スパイアーズ(Rain of Crystal Spires)。オルガンが効いてますねえ。

【Felt 13】
フェルト(Felt)のスペース・ブルース(Space Blues)。女性のバックボーカルがぞくぞくする。

【Felt 14】
フェルト(Felt)のファイナル・レスティング・オブ・ジ・アーク(The Final Resting of The Ark)。ラッパの音が悲しみを増強してます。

【Felt 15】
フェルト(Felt)のゲット・アウト・オブ・マイ・ミラー(Get Out Of My Mirror)。いい意味で力が抜けてます。

【Felt 16】
フェルト(Felt)のプリミティブ・ペインターズ(Primative Painters)のライブバージョン。エリザベスの声が無い分男らしい感じ。

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