海と街と音楽とVol.52 Mike Oldfield 悪魔も恐れる音の洪水

Mike Oldfield / Tubular Bells (1973)

こんにちは。海と街との代表の加藤です。

今回は、マイク・オールドフィールド(Mike Oldfield)のチューブラーベル(Tubular Bells)をご紹介します。

このアルバム、1曲20分以上もあって全部で2曲のみ。レコードで発売された当時はA面で1曲。B面で1曲という構成です。
70年代に一世を風靡したプログレッシブ・ロック(Progressive Rock)です。略してプログレと呼ばれることもあるジャンルでピンク・フロイド(Pink Floyd)とかキング・クリムゾン(King Crimson)とかイエス(Yes)とかいましたけど、こういう1曲が10分も20分もある大作を続々発表していました。
今だと3分から5分の曲が多いですが、長いんですよプログレは。名曲と言われているプログレは、尺は長いですが、飽きずに聴けます。

ネオアコなんかのミニマルな音とは真逆ですけど、この過剰さが好きです。プログレじゃないけど、クイーン(Queen)なんかも過剰なところがいいですよね。

海の上にチューブラーベルが浮かんでいる印象的なジャケットですが、パート1の出だしは誰もが聴いたことのあるメロディが流れて、もっと印象的。実はあのホラー映画の元祖エクソシスト(The Exorcist)のテーマとして使われているんです。
同じ恐怖映画でもサスペリア(Suspiria)のゴブリン(Goblin)(リメイク版はトム・ヨーク(Thom Yorke))とかはサントラ用として書いている曲だけど、こちらは元々ある曲を映画が借りてるパターンです。

ちなみにチュブラーベルというのは金属の打楽器で、日本だとチャイムとか呼ばれてます。のど自慢でカーンと鳴るあのカネです。

プログレって、海で聴いても意外といいんですよ。上級者にお勧めします。実は同じプログレでもイエスの海洋地形学の物語(Tales from Topographic Oceans)というもろに海がテーマの作品もあったのですが、どちらかといえばチュブラーベルの方が聴きやすいと思うので、こちらにしました。

時間がたっぷりあるときに、海でじっくり聞き込んでみてください。

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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。
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おまけ:海で聴きたいプログレ16選

【Progressive rock 01】
マイク・オールドフィールド(Mike Oldfield)のムーンライトシャドウ(Moonlight Shadow)。あまりプログレっぽくないかわいい曲。歌っているのはマギー(Maggie Reilly)。

【Progressive rock 02】
マイク・オールドフィールド(Mike Oldfield)のオマドーンのパート1(Ommadawn Part One)。これまた20分近い大作。チューブラーベルズ(Tubular Bells)よりナチュラル感強いかな。

【Progressive rock 03】
ピンクフロイド(Pink Floyd)のあなたがここにいてほしい(Wish You Were Here)。シド・バレット(Syd Barrett)の事を思った歌と言われていますが、泣けます。

【Progressive rock 04】
まだシド・バレット(Syd Barrett)が在籍していた頃のピンクフロイド(Pink Floyd)の超名曲シー・エミリィ・プレイ(See Emily Play)。サイケデリックで、キュート。この頃のピンク・フロイドがいちばん好き。

【Progressive rock 05】
ピンクフロイド(Pink Floyd)のマネー(Money)。これはもう基礎知識として知っておかないとダメと言えるほどの定番。収録されているアルバム名の狂気(The Dark Side of the Moon)もイカしてます。

【Progressive rock 06】
キング・クリムゾン(King Crimson)の21世紀の精神異常者(21st Century Schizoid Man)。ここ最近のライブで定番となった3ドラムバージョン。

【Progressive rock 07】
クリムゾン(King Crimson)ファンの間ではあまり評価の高くないポセイドンの目覚め(In The Wake Of Poseidon)。私は好きです。

【Progressive rock 08】
キング・クリムゾン(King Crimson)の太陽と戦慄パート1(Larks' Tongues In Aspic Part I)。これはかっこいい。しびれる。やっぱロバート・フィリップ(Robert Fripp)は神様と言われるだけのことはある。

【Progressive rock 09】
きた! クリムゾン(King Crimson)のスターレス(Starless)。いやぁ、もう何も言うことはありません。というか説明する言葉は不要か。

【Progressive rock 10】
キング・クリムゾン(King Crimson)のファーストアルバムのタイトル曲クリムゾン・キングの宮殿(The Court of the Crimson King)。ジャケットもインパクトあって、一度聴いたら忘れられません。

【Progressive rock 11】
イエス(Yes)のラウンドアバウト(Roundabout)。イエスには海洋地形学の物語(Tales from Topographic Oceans)というもろに海がテーマのアルバムがあるのですが、いかんせん長いので…。

【Progressive rock 12】
イエス(Yes)といえば危機(Close To The Edge)というアルバムの同士(And You And I)。やっぱジョン・アンダーソン(Jon Anderson)の声はいいなぁ。

【Progressive rock 13】
ELP(Emerson, Lake & Palmer)は、やっぱり展覧会の絵(Pictures at an Exhibition)。ムソルグスキーの古典をプログレアレンジした超名曲。
https://youtu.be/ZTU1eYjxNSg

【Progressive rock 14】
ジェネシス(Genesis)のサパーズ・レディ(Supper's Ready)。やっぱフィル・コリンズ(Phil Collins)よりピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)が好き。

【Progressive rock 15】
ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター(Van Der Graaf Generator)のア・プラグ・オブ・ライトハウス・キーパーズ(A Plague Of Lighthouse Keepers)。ボーカルのピーター・ハミル (Peter Hammill) のソロがフールズ・メイト( Fool's Mate)で、そういう名前の音楽誌に感化されたりしました。

【Progressive rock 16】
ジェスロ・タル(Jethro Tull)のジェラルドの汚れなき世界(Thick as a Brick)。8才の少年が書いた詩、というコンセプトというよくわからないコンセプトだけど、曲はいいので許す。

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