海と街と音楽とVol.49 The Dave Brubeck Quartet トルコ風悲しみのロンド

The Dave Brubeck Quartet / Time Out (1959)

こんにちは。海と街との代表の加藤です。

今回は、ザ・デイヴ・ブルーベック・カルテット(The Dave Brubeck Quartet)のタイムアウト(Time Out)をご紹介します。

私が好きなのは1曲目のブルー・ロンド・ア・ラ・ターク(Blue Rondo à la Turk)。以前ファンカラティーナのバンドを紹介しましたが、そのバンド名の由来になったのがこの曲です。

デイヴ・ブルーベックが街でトルコ人ミュージシャンがこの曲を演奏しているのを聞いて「これなんて曲?」ってきいたら「おれたちにとってのブルースだ」と答えたということからこの曲名になったという逸話があります。

ブルーは「気分がブルー」みたいに使う悲しいとか切ないという意味で、悲しいブルーな曲ばかりなので、そのジャンルがブルーの複数形のブルースと呼ばれたりします。ロンドというのは同じ旋律を何度も繰り返す楽曲の形式。ア・ラ・タークはトルコ風。ちなみにア・ラ・モードは流行の現代風というような意味。つまり訳すとトルコ風の悲しみのロンドという曲名です。

曲調はそれほどブルーじゃないと思いますが、耳に残る旋律です。

このアルバムにはテイク・ファイブ(Take Five)という曲も収録されていまして、実はこっちの曲の方が有名なんです。たぶん聴いたら「ああ、あれか」と誰もが知っているジャズのスタンダードです。

テイク・ファイブというのは「5分休憩」という意味で、会議などで小休止する際に使われる英語の常套句。この曲が5拍子であることから、ひっかけて曲名にしたものと思われます。

ジャズってすごく都会的なイメージですが、アウトドアも似合います。特に人の少ない冬場の海は、ジャズが似合うと思うのですが、どうでしょう?

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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。
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おまけ:海で聴きたいクールジャズ13選

【Cool Jazz 01】

クールジャズといえばアート・ペッパー(Art Pepper)。ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ(You'd Be So Nice to Come Home To)は耳にも心地よい。

【Cool Jazz 02】

ギル・エヴァンス(The Gil Evans Orchestra)の ラ・ネヴァダ(La Nevada)もかっこいい。

【Cool Jazz 03】

クール・ジャズといえばレスター・ヤング(Lester Young)も。オール・オブ・ミー(All of Me)。

【Cool Jazz 04】

ズート・シムズ(Zoot Sims)もクール。ちょっと甘いユーアー・マイ・エブリシング(You're My Everything)

【Cool Jazz 05】

あまり知られていないかもしませんがレニー・トリスターノ(Lennie Tristano)のGマイナー・コンプレックス( G Minor Complex)なんてどうでしょう?

【Cool Jazz 06】

クール・ジャズのおすすめ、ジェリー・マリガン(Gerry Mulligan)のナイト・ライツ (Night Lights)。

【Cool Jazz 07】

スタン・ゲッツ(Stan Getz)もクール・ジャズ。これはあのイパネマの娘(The Girl From Ipanema)のジャズ・バージョン。

【Cool Jazz 08】

そしてチェット・ベイカー(Chet Baker)。声もいいけど、ラッパもかっこいい。ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス(Polka Dots And Moonbeams)。

【Cool Jazz 09】

デイヴ・ブルーベック(Dave Brubeck)のテイク・ファイブ(Take Five)。5分と言わず、ずっと休んでますよ、この音聴きながら。

【Cool Jazz 10】

ザ・デイヴ・ブルーベック・カルテット(The Dave Brubeck Quartet)のブルー・ロンド・ア・ラ・ターク(Blue Rondo à la Turk)。かっこよすぎる。こんな音が思いつくなんて天才すぎる。

【Cool Jazz 11】

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のバップリシティ(Boplicity)。ここからクールが誕生したんですよね。

【Cool Jazz 12】

マイルス(Miles Davis)、めりゃかっこいい。曲名が、だからなに?(So What?)だぜ! マイルス以外にこんなセリフ吐けるか!!

【Cool Jazz 13】

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のスケッチ・オブ・スペイン(Sketches Of Spain)もすごく好き。アランフエス協奏曲パート1(Concierto de Aranjuez Part 1)。

【Cool Jazz 14】

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のオール・ブルース(All Blues)。これ以上かっこいいジャズが存在するのだろうか…。

【Cool Jazz 15】

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のラウンド・ミッドナイト(Round Midnight)。本当にクールな音。夜の海に結構似合ったりします。

【Cool Jazz 16】

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のマイ・ファニー・ヴァレンタイン(My Funny Valentine)。うっとりします。さすがです。ウイスキー飲みたい。

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