
Louis Philippe / Azure (1998)
こんにちは。海と街との代表の加藤です。
今回は、ルイ・フィリップ(Louis Philippe)のアズール(Azure)をご紹介します。
ルイ・フィリップはフランスの王様の名前ですが、このルイ・フィリップはさしずめポップミュージックの王様ですかね。
音はバート・バカラック(Burt Bacharach)の美しいメロディとザ・ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)のブライアン・ウイルソン(Brian Wilson)の繊細さを足したような感じ。
メジャーヒットはないかもしれませんが、その昔チェリーレッドレコード(Cherry Red Records)の次に流行ったエルレコード(él record label)の看板アーティストのひとりだったので、当時輸入レコード屋さんをうろうろしていた人たちの間では有名人です。
曲の出来は職人技と言ってもよいほど完成されていて、どれを聴いてもポップで洗練されています。今回のアルバムタイトルのアズールはフランス語読みだとアジュール。日本語だと紺碧と訳される事が多い海や空の青さを表す言葉です。ヨーロッパの海を望むリゾート地でゆったりくつろいでいるイメージでしょうか。
そういえばエル・レーベルにはもう1人、ザ・キング・オブ・ルクセンブルグ(The King Of Luxembourg)と名乗るの王様がいいました。これまたちょっとひねくれているポップな曲をたくさんやっていたミュージシャンなので、興味があればぜひ聴いてみてください。
※ルイ・フィリップのまともなアルバムがないので、エルのコピレーションを。11〜12曲がルイ・フィリップ。7〜8曲がザ・キング・オブ・ルクセンブルグです。
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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。
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おまけ:海で聴きたいLouis Philippe 16選
ルイ・フィリップ(Louis Philippe)のユー・マリー・ユー(You Mary You)。ポップで、おしゃれで、最高です。
ルイ・フィリップ(Louis Philippe)のライク・ノーバディ・ドゥ(Like Nobody Do)。ボサノヴァ風の軽やかさが、またぐっときます。
ルイ・フィリップ(Louis Philippe)のイフ・ユー・アー・ミッシング・サムワン(If You're Missing Someone)。静かに、おしゃれに、センス良く。すごい好き。
ルイ・フィリップ(Louis Philippe)のタイディ・アウェイ(Tidy Away)。元ヤング・マーブル・ジャイアンツ(Young Marble Giants)のスチュアート・モクサム(Stuart Moxham)と夢の共演。
ルイ・フィリップ(Louis Philippe)のドント・ブレーム・イット・オン・ザ・サマー(Don't Blame It On The Summer)。夏はこれだね。
ルイ・フィリップ(Louis Philippe)のアンソニー・ベイ(Anthony Bay)。ビーチボーイズを思わせるコーラスにやられます。
ルイ・フィリップ(Louis Philippe)のジーン・アンド・ミー(Jean And Me)。このポップセンスはもはや職人技。
ルイ・フィリップ(Louis Philippe)のダイヤモンド(Diamond)。同じタイトルでもBTSとはだいぶ違う。感受性というか目指すところの違いかな。
ルイ・フィリップ(Louis Philippe)のゲス・アイム・ダブ(Guess I'm Dumb)。すばらしい。お墓まで持っていきたい名曲のひとつ。
グレン・キャンベル (Glen Campbell)のゲス・アイム・ダブ(Guess I'm Dumb)。こっちが元歌だけどルイ・フィリップ(Louis Philippe)と同じぐらい、いい。
ルイ・フィリップ(Louis Philippe)のユール・ネヴァー・キャッチ・ザ・サン(You'll Never Catch The Sun)。やさしさにあふれた曲。
ルイ・フィリップ(Louis Philippe)のヴィーナス(Venus)。ちょいノスタルジックなところがすてき。
ルイ・フィリップ(Louis Philippe)のセ・シ・ボン(C'est Si Bon)。こういうスタンダードもいいね。
ルイ・フィリップ(Louis Philippe)のフォール・イン・ア・デイドリーム(Fall In A Daydream)。だいぶ年取ったけど、世界観は変わらず。
ルイ・フィリップ(Louis Philippe)のリビング・オン・ボロード・タイム(Living On Borrowed Time)。ジャジーなのもいいなぁ。
ルイ・フィリップ(Louis Philippe)のフライングマン(Flying Man)。MOTHERの挿入歌。当時ハマった人は、懐かしいでしょう。