海と街と音楽とVol.44 The Durutti Column そのやさしさは、包容力でした

The Durutti Column / LC(1981)

こんにちは。海と街との代表の加藤です。

今回は、ザ・ドゥルッティ・コラム(The Durutti Column)のLCをご紹介します。

ザ・ドゥルッティ・コラムははじめ3人組だったらしいのですが、デビュー時からはずっとヴィニ・ライリー(Vini Reilly)のソロ・プロジェクトです。このLCはセカンドアルバム。ファーストアルバムのザ・リターン・オブ・ザ・ドゥルッティ・コラム(The Return of The Durutti Column)こそ最高傑作だという声も聞こえますが、個人的にはこちらの方が好きです。

聴いたらわかりますが、音は繊細なギターサウンドで、研ぎ澄まされた引き算の美学が感じられます。

ギターにおける水彩画、なんて言葉で表現する人もいます。

基本インストです。ときどきヴォーカルが入りますが、インストを聴いているのと変わりない、じゃましない歌です。

聴く人によって印象が「(当時)最先端のポスト・パンク」だったり「イージー・リスニング」だったり「おしゃれ音楽」だったりしますが、その懐の深さというか、さまざまな思惑を許容してくれる余白がザ・ドゥルッティ・コラムの最大の特徴かもしれません。

海辺で聴いても受け入れてくれます。クラブで聴いても受け入れてくれます。ドライブで聴いても受け入れてくれます。自宅で聴いても受け入れてくれます。そんな音です。

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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。

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