
Nirvana / Nevermind (1991)
こんにちは。海と街との代表の加藤です。
今回はニルヴァーナ(Nirvana)のネバーマインド(Nevermind)をご紹介します。
いわゆるグランジ・ブームの火付け役となったこのアルバム、水の中を泳ぐ赤ちゃんのアルバムアートが印象的ですが、音の方はガツンと来ます。
最大の聞き所は1曲目のスメルズ・ライク・ティーン・スピリット(Smells Like Teen Spirit)というキラーチューン。世界を変えた一曲とも言われていて、70年代後半のセックス・ピストルズ(Sex Pistols)のアナーキー・イン・ザ・U.K.(Anarchy in the U.K)と同じような重要曲ですね。
実はグランジはそれほど熱心に聞いたわけでもなく、当時はソニック・ユース (Sonic Youth) ぐらいを聴いていた感じでしたが、改めて聴くといいアルバムですね。
パンクもそうですが、グランジも様式だけ真似たうるさいだけの曲もあれば、すばらしいメロディや、かっこいいリフを響かせる曲もあって、ニルヴァーナは代表的な後者だと思います。
ひとえにヴォーカルのカート・コバーン(Kurt Cobain)の才能のおかげですね。でもそのカート・コバーンは、ここまでバカ売れするとは自分でも思っていなくって、有名になって、些細な一挙手一投足まで注目されてしまう状況と折り合いがとれず、最後には自殺してしまいました。
売れないと食べていかれないのですが、売れすぎるというのも問題があるようで、難しいですね。
MTVアンプラグドでデヴィド・ボウイ(David Bowie)の世界を売った男(The Man Who Sold the World)をカバーしているんですが、これがメチャいい。本当に惜しい才能をなくしたと思います。
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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。
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おまけ:海で聴きたいNirvana 16選
ニルヴァーナ(Nirvana)のカム・アズ・ユー・アー(Come As You Are)。確かにエイティーズ(Eighties)にギターリフが似てるけど、かっこいいから、いいか。
ニルヴァーナ(Nirvana)のリチウム(Lithium)。カート・コバーン(Kurt Cobain)の繊細さが伝わってくるいい曲です。
ニルヴァーナ(Nirvana)のバウトア・ア・ガール(About A Girl)。アンプラグド・ヴァージョンは曲の良さが素直に響いて、好き。
ニルヴァーナ(Nirvana)のサムシング・イン・ザ・ウェイ(Something In The Way)。これはすごく好き。名曲だと思う。
ニルヴァーナ(Nirvana)のフェアー・ディド・ユー・スリープ・ラスト・ナイツ(Where Did You Sleep Last Night)。ブルージーなしみる曲。
ニルヴァーナ(Nirvana)のダム(Dumb)。これはちょっと、泣ける。
ニルヴァーナ(Nirvana)のレイク・オブ・ファイヤー(Lake Of Fire)。ミート・パペッツ(Meat Puppets)のカバー。
ニルヴァーナ(Nirvana)のオール・アポロジーズ(All Apologies)。精細な名曲。
ニルヴァーナ(Nirvana)のオール・アポロジーズ(All Apologies)をシンニード(Sinéad O'Connor)がカバー。曲の精細さがよくわかる。
ニルヴァーナ(Nirvana)の世界を売った男(The Man Who Sold The World)。デヴィッド・ボウイ(David Bowie)の名曲のカバー。すごく、いい。
ニルヴァーナ(Nirvana)のプラトー(Plateau)。これもミート・パペッツ(Meat Puppets)のカバー。
ニルヴァーナ(Nirvana)のオン・ア・プレイン(On A Plain)。自然体でいられれば幸せだね。
ニルヴァーナ(Nirvana)のポーリー(Polly)。切ない曲だなぁ。
ニルヴァーナ(Nirvana)のペニーロイヤル・ティー(Pennyroyal Tea)。いまごろカートはくつろいでお茶しているだろうか…。
ニルヴァーナ(Nirvana)のイン・ブルーム(In Bloom)。こんなPVつくれるセンスがあったのに、本当に惜しい。
ニルヴァーナ(Nirvana)のスメルズ・ライク・ティーン・スピリット(Smells Like Teen Spirit)。いろいろな意味で印象に残る名曲。