
Culture Club / Kissing To Be Clever (1982)
こんにちは。海と街との代表の加藤です。
今回はカルチャークラブ(Culture Club)のミステリー・ボーイ(Kissing To Be Clever)をご紹介します。
カルチャークラブは日本でもヒットしたし、ボーカルのボーイ・ジョージ(Boy George)のビジュアルインパクトが強烈なので、知っている方も多いでしょう。
ニューロマンテックという日本のビジュアル系バンドのお手本みたいなムーブメントがイギリスでありまして、デュラン・デュラン(Duran Duran)とかスパンダー・バレエ(Spandau Ballet)とか出てきましたが、ビジュアル的なカリスマ性が強烈だったのがボーイ・ジョージでした(もう1人の強烈カリスマだったデッド・オア・アライブ(Dead or Alive)のピート・バーンズ(Pete Burns)は残念ながら亡くなりましたけど)。ドラッグで捕まってバンドが解散し、一気にメインストリームで見かけなくなりましたが、カルチャークラブを再結成したり、ソロ活動したりと、ボーイ・ジョージは今でも活動を続けています。
で、そのカルチャークラブのファーストアルバムが、思いのほかファンクでラテンで、海が似合うのです。
この当時のイギリスの音楽シーンは、先に紹介したニューロマンティック(テクノな音と中性的なルックスで近未来を指向)と同時に、陽気でおしゃれで明るいラテン系のファンカラティーナというムーブメントが登場して、カルチャークラブのファーストは、そのファンカラティーナの影響が強い、ホワイトファンクとでも呼べるような音です。
キラーチューンはもちろん誰もが知っている大ヒット曲、君は完璧さ(Do You Really Want to Hurt Me)。レゲエのリズムがたまりませんね。
他にもファンキーなホワイト・ボーイ (White Boy)とかラテン感満載のアイム・アフレイド・オブ・ミー (I'm Afraid Of Me)とか、楽しめますよ。
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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。
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おまけ:海で聴きたいCulture Club 16選
カルチャークラブ(Culture Club)のポイズン・マインド(Church of the Poison Mind)。全盛期の一曲。やっぱり曲に勢いがありますね。
カルチャークラブ(Culture Club)のカーマは気まぐれ(Karma Chameleon)。世界中で1位を取りまくった大ヒット曲。曲調も楽しくて、明るい気分になります。
カルチャークラブ(Culture Club)のヴィクティムズ〜いつも二人で(Victims)。ボーイ・ジョージ(Boy George)はバラードもいけます。
カルチャークラブ(Culture Club)のミス・ミー・ブラインド(Miss Me Blind)。ミドルテンポの王道ポップス。やっぱ才能あるなぁ。
カルチャークラブ(Culture Club)のイッツ・ア・ミラクル(It's a Miracle)。こりゃまた楽しい曲で。ラテンフレーバーが、より盛り上げてくれます。
カルチャークラブ(Culture Club)の戦争のうた(The War Song)。曲は明るいけど、内容は反戦ソング。で、アメリカで受けずに、つまづきのきっかけに。
カルチャークラブ(Culture Club)のメダル・ソング(The Medal Song)。フランシス・ファーマー(Frances Farmer)というアメリカの女優のタブーをテーマにして、さらにつまづく。曲はいいのにね。
カルチャークラブ(Culture Club)のミステイク・ナンバー3(Mistake No. 3)。すばらしいバラード。隠れた名曲です。
カルチャークラブ(Culture Club)のスターマン(Starman)。もちろんデヴィッド・ボウイ(David Bowie)の名曲カバー。すばらしい。ボーイ・ジョージの声が意外と合う。
カルチャークラブ(Culture Club)も参加したバンド・エイド(Band Aid)のドゥ・ゼイ・ノウ・ イッツ・クリスマス(Do They Know It's Christmas?)。当時のUKスター大集合。
カルチャークラブ(Culture Club)のラブ・イズ・ラブ(Love Is Love)。映画エレクトリック・ドリームの挿入歌。うっとりの名曲。
カルチャークラブ(Culture Club)の危ないストリート(Don't Go Down That Street)。軽快な曲。変な日本語の台詞が入るのはご愛敬。
カルチャークラブ(Culture Club)のムーブ・アウェイ(Move Away)。キャッチーで、かわいい曲。
カルチャークラブ(Culture Club)の愛をください(I Just Wanna Be Loved)。レゲエのリズムで、めちゃいやされる。やっぱいいわ。
カルチャークラブ(Culture Club)のいつわりのキス(Your Kisses Are Charity)。これまた南国リズムで最高です。この路線が一番好き。
カルチャークラブ(Culture Club)の君は完璧さ(Do You Really Want to Hurt Me)。まぁ、何はなくとも、この曲ですね。いま聴いても染みます。