
The Prodigy / The Fat of the Land(1997)
こんにちは。海と街との代表の加藤です。
本当は違うアルバムを考えていたのですが、キース・フリント(Keith Flint)の訃報が入ったので、今回は急遽、彼がヴォーカルを務めていたザ・プロディジー(The Prodigy)を紹介します。
80年代終わりにセカンド・サマー・オブ・ラブと呼ばれるムーブメントがありまして(イギリスのマンチェスターのクラブ「ハシエンダ」がそのムーブメントの中心だったため「オマンチェ」などとも呼ばれてました)、それがレイブとなってダンスミュージックが大流行。その頃の代表的なバンドのひとつがこのプロディジーですね。今のEDMの元祖みたいなものです。
レイブはイビザに象徴されるように、ビーチで大音量で踊り狂うというイメージ。フルムーンビーチパーティです。エレクトリックな音ですが、プロディジーを聞くと蛍光色で装飾されたパームツリーとかを思い出します。
で、ファット・オブ・ザ・ランド(The Fat of the Land)は、売れに売れまくったモンスターアルバムで、ファイヤースターター(Firestarter)、ブレス(Breathe)、スマック・マイ・ビッチ・アップ(Smack My Bitch Up)といった名曲が目白押し。聴いていると、ぐつぐつと体内の血が沸騰します。踊らずに死ねるか!っていうぐらいのハイテンションです。
私はどちらかといえばシェイメン(The Shamen)の方が好みだったのですが、このアルバムでプロディジーが圧勝しましたね(別に対決していたわけはないですが)。
日本のビーチは大音量で音楽流すと怒られてしまうので、聴くときはヘッドフォンで。
大音量で聴くと、気持ちいいです。
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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。
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おまけ:海で聴きたいThe Prodigy16選
プロディジー(The Prodigy)のチャーリー(Charly)。デビューシングルにして大ヒットレイブアンセム。
プロディジー(The Prodigy)の在籍していたエブリバディ・イン・ザ・プレース(Everybody In The Place)。超ハイテンション。
プロディジー(The Prodigy)のファイヤー(Fire)。文字通りイケイケです。
プロディジー(The Prodigy)のアウト・オブ・スペース(Out Of Space)。ラガなメロディぶっ込むあたりが、余裕なんでしょうね。
プロディジー(The Prodigy)のワン・ラブ(One Love)。タイトルから優雅なレゲエ風を予想したらバキバキの音でした。
プロディジー(The Prodigy)のノー・グッド(No Good (Start The Dance))。怖いもの知らずの音だ。
プロディジー(The Prodigy)のヴードゥー・ピープル(Voodoo People)。聴いてるうちに気持ちよくなってくるのは、まさに黒魔術。
プロディジー(The Prodigy)のベイビーズ・ゴット・ア・テンパー(Baby's Got A Temper)。バカ売れしてから、イケイケだけの音じゃなくなったシングル。
プロディジー(The Prodigy)のファイヤースターター(Firestarter)。やっぱり飛び抜けて名曲。
プロディジー(The Prodigy)のブレス(Breathe)。ちょいダークな感じが、これまたかっこいい。
プロディジー(The Prodigy)のガールズ(Girls)。いい意味で軽くなった。
プロディジー(The Prodigy)のインベーダーズ・マスト・ダイ(Invaders Must Die)。乱暴で、キャッチーで、まさにプロディジー節。
プロディジー(The Prodigy)のオーメン(Omen)。初期の有無を言わせぬイケイケ具合が復活した曲。
プロディジー(The Prodigy)のワイルド・フロンティア(Wild Frontier)。ビデオのお人形がグロくて、かわいい。
プロディジー(The Prodigy)のイビザ(Ibiza)。スリーフォード・モッズ(Sleaford Mods)というイギリス人の好きそうなバンドと一緒に演ってます。
プロディジー(The Prodigy)のタイムボム・ゾーン(Timebomb Zone)。相変わらずのハイテンションで楽しませてくれます。