
「で、何にするんだい?」
「そうだなぁ、少し古いクルマがいいな、それでオープンカーでスーパーカーなら言うこと無しだ。」
「どれもカミさんに拒否されるクルマだな」
友人が笑いながらそう言い、3杯目のスコッチを注文した。
「そうでもない、オープンカーやスーパーカーは問題無いと言ってくれている。ただ中古はダメだとさ」
「じゃあ、新車で買えばいいじゃないか」
「そんなもの買う金は無いよ、予算は500万円位かな。」
そう、20年落ちくらいのクルマ、いわゆるヤングタイマーと言われるモノなら300〜500万円台で購入できるし、部品も調達しやすい。
「でも、カミさんからダメ出しされたんだろ、あきらめな。」
そう言いながら、4杯目を注文する友人。
クルマ好きにとって、クルマの買い替え話は最高のツマミだ。酒がすすむらしい。
「新車で300から500万円で買えるクラシックなデザインでオープンなスーパーカー...、あるわけないか」
「ありますよ」
「え!?」
「1940年代から基本デザインが変わらぬクラシックな外観を持ち、屋根だけで無く、望めばドアも外せフロントウィンドウも倒せるという常軌を逸したオープン性能と、道無き荒野や岩場を走れる桁違いの走破性を持つクルマってどうですか?」
「それいいね。でもそんなクルマが500万円程度で買える?」
「WRANGLERだな」と友人。
「ラングラーって、ジープのかい?」
「そうです、2018年に11年ぶりにモデルチェンジして、昨年末から日本でも新型が売ってますよ。」
と、スマホでジープのホームページを見せてくれる。
「そうだね、考えてみるよ」
スマホを見ながらそっけない風を装ったが、実はかなり気に入ってしまった。
私の要望通りじゃないか。確かにJEEP WRANGLERはクラシックでオープンカーでスーパーな性能を持っている。そして新車で買えて車両価格は500万円台だ。
心はすでにラングラーでどこに行くかを考えている、山も良いがまずは海に行きたい、長い海岸線をオープンにして走ったらきっと気持ちい良いだろう。
よし、明日ディーラーに電話をして週末の試乗を予約することにしよう。
そして、今年の夏はコイツで妻と海へ旅に出よう。
ちょこっとバイヤーズガイド
JEEP WRANGLER SPORTS 2.0 TURBO
今回の試乗車はジープ杉並さんにご用意頂きました。
Short Storyでは試乗した感想を書きませんでしたが、JK型のラングラーに比べてステアリングの操作感がとても軽くなっていて、街乗りでも快適になっています。たぶん、女性でも十分に運転できるのではないでしょうか。
そして、JL型に搭載された8速のATと組み合わされたエンジンはレギュラーガソリン仕様でマイルドハイブリッドのため、JKに比べて燃費がとても良く、2.0ターボなので税金も安いなど、とってもお財布にも優しくなっていますので、奥さんを口説く材料は満載です(^o^)/
見積もりもジープ杉並さんのご協力で作ってもらいましたので、参考にしてください。
雑誌
詳しい試乗記などはJEEP STYLE BOOKや現在発売中のA-cars 6月号のJEEP大全を読むといいですね。
出展:AMAZON
JEEP STYLE BOOK 2019 SPRING アーバン・ヘビーデューティー新型「JLラングラー」のすべて (Grafis Mook)
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So Uchida/内田聡
海と街と株式会社取締役。上場・非上場企業のネットビジネス立上げのコンサルティングに携わってきたノウハウを生かして、海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟を代表の妹尾氏と共に立ち上げ、現在理事を務める。全国の海辺に年間100日間出張しても、皮がむけない地黒の肌が自慢。海と酒と車が大好き。愛車はJEEP WRANGLER(JK)。