Stay homeはいつまで?新型コロナウイルス発生もとの中国と日本を比べてみた

昨年、2019年12月に湖北省武漢市疾病予防コントロールセンターが原因不明の肺炎症例を発見して以来4ヶ月。

瞬く間に世界中に拡大した新型コロナウイルスCOVID-19は、一体いつ、どの様に収束するんでしょうか。また、第2波、第3波の感染拡大は起きないのでしょうか。

世界中の専門家にもわからない拡大・収束へのシナリオですが、会社を経営するものとしては様々な準備をしなければなりません。準備には想定が必要です。

ということで、想定の足掛かりを手に入れるため、発生元の中国では収束間近といわれる現在まで、どういう変遷をたどったのかの事実(ファクト)をまとめ、表にしてみることにしました。

<表の注意点>
いくつかの記事から情報を拾いましたので、この表と異なる表記をしている報道機関があるかもしれないこと、ご了承ください。
<表の見方>
表は、新華社が4月6日に発表した中国の新型コロナウイルス対策を時系列にまとめた記事。そしてビジネスインサイダー(以下「BI))の第2波に関する記事。そして、日経が公表している新型コロナウイルス感染世界マップを基にしています。
この表は、左から日付、新華社の発表、BI記事内の緩和の記録、再引締めの記録、累計の感染者数、新規感染発覚者数、累計死者数、新規死者数順で並べました。感染者数と死者数は日経の世界マップに無い期間の数字はその他の記事から拾っています。

この表で新型コロナウイルスの「発生確認」「封鎖」「ピーク」「封鎖解除」を拾ってみます。

発生確認(2019年12月)末武漢ではじめて感染者が確認。
封鎖:(2020年1月23日)武漢で全国から武漢へ入る水・陸・空路の一時閉鎖を緊急通知1ヶ月後。
ピーク:(2月13日)新規感染者発覚のピークは封鎖から20日後。
封鎖解除:(3月25日)武漢を除く湖北省の住民の旅行制限が解除され、自由に移動できると告げられる。

4月2日以降は表にしていませんが、4月3日から本日までに「感染者ゼロ」「第2波」「登校再開」の3つの動きがありました。
感染者ゼロ:(4月7日)解除開始の2週間後の死者がゼロ。
第2波か?:(4月16日)新たな感染者が46人、無症状感染者が64人が発生
学校再開:(4月27日)上海で高校や中学校の登校が再開

なるほど、封鎖から解除開始まで2ヶ月、学校再開までは3ヶ月かかっていますね。

そして、日本の最初の感染者確認は1月17日で非常事態宣言の発出は4月7日でした。
中国の推移だけに倣って考えれば、日本の新規感染発覚者数のピークは4月28日ごろ、収束が見え始めるのが6月9日ごろとなります。

調査を始めた先週後半あたりから、5月6日の非常事態宣言解除は難しいというコメントが政府や対策本部、専門家の方々から聞こえ始めているので、やはり2ヶ月はStay homeが続くと考えて経営判断を行う方が良いかもしれません。

罰則付きの外出禁止令出ていない日本を嘆く論調がありますが、議院内閣制で民主主義国家である日本と、共産党一党支配の中国とは法体系も政治体系も違うので、日本は日本の法の許す範囲で感染拡大に努めなければなりません。

震災や台風災害、水害があってもモラルある行動を取れた私たちです。今回も外出禁止令が出されなくても2ヶ月以内に収束の目処がたてられるところまでいけるはずです。

海と街とのメンバーも1日でも早い収束を迎えるため、とにかく三密を避け続けていこうと思います。

みなさん一緒に頑張りましょう!

#Stayhome

※参考記事
中国、新型コロナの時系列記録を公表 国際協力の経緯も明らかに(チャイナネット 2020/04/07)

新型コロナウイルス感染世界マップ(日本経済新聞)

中国、新型ウイルスによる1日の死者数ゼロと発表 流行以来初(BBC 2020/04/07)

感染第2波を警戒…中国では封鎖解除の後の再封鎖が多発(Business Insider 2020/4/12)

中国のコロナ新規感染者46人(時事通信 2020/04/16)

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