海と街と音楽とVol.37 ペンギンのオーケストラがやってきた

Penguin Cafe Orchestra / Penguin Cafe Orchestra (1981)

こんにちは。海と街との代表の加藤です。

今回はペンギン・カフェ・オーケストラ(Penguin Cafe Orchestra)の2ndアルバムであるペンギン・カフェ・オーケストラ(Penguin Cafe Orchestra)をご紹介します。

バンド名もジャケットもいい感じだと思いますが、音の方も裏切りません。ポップな室内楽とでも言えばいいのでしょうか、クラシックな感じだけど、畏まっていなくって、透明感というか空気感を感じさせてくれる音。耳障りもよく、当時は最先端おしゃれ音楽としてもてはやされましたね。

とはいえ、ペンギン・カフェ・オーケストラのデビューはブライアン・イーノ(Brian Eno)のオブスキュア(Obscur)という実験的なクラシック・レーベルでして、単なるおしゃれ音楽バンドじゃないんですよ。

イーノといえばアンビニエント・ミュージック(ambient music)。環境音楽と訳されていて、人の会話や思考を邪魔しない鳥の鳴き声や風の音のような音楽という定義で、例えば空港で流すための音楽ミュージック・フォー・エアポート(Music for Airports)なんてアルバムがあります。1つのジャンルになっていて、ハウス・ミュージックと組み合わさってアンビニエント・ハウスという派生ジャンルまで生まれたりしました。で、そのアンビニエントの元になったというか、種的な存在だったのがオブスキュアから出たアルバムなんです。

話が長くなりました、要はペンギン・カフェ・オーケストラの音はそうした流れから出てきた前衛的な音なのですが、それをポップに鳴らすというすごい着地点を見つけたバンドだと言いたかった訳です。

ローリー・アンダーソン(Laurie Anderson)はパフォーマンスがメインだけど、その曲オー・スーパーマン(O Superman)が聞きやすくてヒットしたみたいな感じ? もしくは前衛音楽家の大友良英があまちゃんのテーマ曲書いたみたいな感じ? …う〜む、どっちもわかりにくいな。


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Kato Toshiaki/加藤才明
海と街と株式会社代表。コピーライター/クリエイティブディレクターとして企業の広告やプロモーションの企画・制作に携わってきたノウハウを地域振興へ応用し、持続可能なソーシャルビジネスを実践。海辺からの町おこしを標榜する一般社団法人海洋連盟の活動もサポートしている。

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